新谷花菖蒲通販部
苗はここで 育てています DIYで作った栽培所を公開します

 菖蒲苗栽培園の設備公開
所在地:
  大洲市新谷 帝京第五高等学校正門前
 アクセス
  Net通販用苗栽培所 設備の公開をいたします。
  ここは帝京第五高等学校通用口の真ん前、小中学校の通学路の横で、新谷花菖蒲園より300mの場所にあり、管理者も歩いていける場所に栽培園を新設いたしました。
 隣にはお地蔵さまが常時見守っていただいている水害の心配もない場所です。

栽培所は開放しておりますので、花菖蒲の成長の様子をぜひご覧になってください。
なお、、開花シーズンには花菖蒲の花見席や即売所、無料駐車場などを設ける計画をしております。
そして、この栽培園に賛同・協力をいただいた地主に感謝し、ここが地域の方や子供たちにすこしでも憩いの場になるよう努力していきたいと思ております。
 
 販売用苗を品種別に管理して育てております。使用していなかった古井戸から地下水を利用した自動給水装置を設備して、苗の成長に合わせて水位調節を自動で行っています。

 現在約2000ポットの苗を既設の場所より移動して水害被害の心配のないこの栽培園にて育てております。
 
もみ殻を使った除草対策を導入
  ※この栽培園はすべて自作でホームセンターやネットショップで部材をそろえ設備しました
自作の水位自動調整装置やオーバーフローした排水を集めて再利用する循環装置も取り入れ地下水を大切に使っております。
安定した水の管理で発育の違いを解消。今までの経験からハイテクな設備を目指しました。
空地の利用で近所の方からも栽培公園になったと開花を楽しみにされておられます。
また、無人のためセンサーライトや防犯カメラにて24時間on-line監視もしております。
 花菖蒲の栽培だけではなく応用で自動散水設備をお考えの方に参考になるかと当園の設備を公開いたします。 
 
     
骨組みは足場パイプを利用、スクエアメッシュの上に養生シート、木材で枠を作り防水シートを敷きます。 
高低差を利用して各栽培棚に水を送り、水位センサーで監視し保水しながら一定の水位を保ちます。
  
ポンプの設置

オークションでジャンク品の自動ポンプを手に入れ、修理して再利用しました。調子よく動いています。
  
電磁バルブ使用

水の開け閉めは電磁バルブに通電することで行います。

もちろん手動給水のバイパス回路も完備。
 
 水位センサー
屋外仕様のため低電圧でフロートスイッチを使用しました。誤動作のないようにBOX内で使用します。
 
 循環装置の設置

オーバフローした水の再利用をしています。
 
  
センサーライトと監視カメラ
 
 
電気系統は得意分野、水位監視時間はタイムスイッチで設定。電磁バルブの通電制御に苦労しました。
●自動水位装置は水位センサーで決められた水位を下回るとリレー作動、電源が入ります。電磁弁を開けて注水します。(今まで4月から5月頃、苗の成長期には十分な水量が必要のため給水管理の作業が大変でした)
●誤作動などで電磁バルブの焼き付けを防止するためにオンデレータイマー保護にて電源を制御。
水位センサーやポンプの故障時に電磁バルブに長時間通電されたときに壊れることを防止します。
●給水時にオーバーフローした水を溜めたタンクの循環ポンプも同時に作動、水量に応じてポンプは独自に制御される。
●水位調整装置は動作タイマーにより夜間は給水を停止しています。
※定期の点検は各棚の排水口や水位センサーのゴミ詰まりの点検とポンプ状態の確認をするだけです。


 
水温管理装置完成  動作時期は苗の成長期です。冷却は新水(地下水)を注水します。
温度センサーが栽培プールにあり、水温を監視、既定の水温に上昇すると水位に関係なく新水を投入して水温を下げます。
動作時には電磁弁の保護回路を返して通電します。

温度センサー設置のようす


★この装置は、散水器やスプリンクラーなどに直結すれば給水制御が自動でおこなえ、いろいろな植物への水やりや栽培に利用可能です。
資料ご希望の方はメールください。
 
   水位フロートは水草やゴミなどの侵入を防ぐため、水面の揺れの影響を受けないようにケースに収めました。

ケースを上下して水位を設定します。


※水位が減った時点でONに設定
 
※オーバーフローの水の再利用です。排水溝に貯めた水を水中ポンプで栽培棚に戻して使います。
 
水温制御用の電磁バルブを追加しました



栽培プール下の雨線内に配置
自動給水配管盤
※通常はポンプAを使用しますが、苗の成長期には水量を増やすためにポンプBも開けて水を送ります
 
品種別に並べられた栽培棚に苗ポットごとに名札を付けて在庫管理をしています
また、注文時にはどこの栽培棚にあるのかすぐわかるようにパソコン管理をしております。
  
栽培プールには蛙はもちろん、メダカや川エビも共存する環境で苗が育っています
 
数が増え、栽培棚を追加しました この追加棚に約700ポット栽培可能です 2021.10.30
 


 コンパネを使った栽培棚を作ってみました。

  木製枠なので簡単に作成できました。
  安価な材料でしっかりした棚が出来て150ポット収納できます。
  4000#ビニールシートで3.4年は水漏れ大丈夫でしょう。
  排水口は塩ビ接続部品を利用して水漏れなしです。


 前のページに戻ります。